セニョールKENT音楽レポート「 ソナー・フェスティバル」

Vol.10 soner festival @BARCELONA (SPAIN)
 

■ ソナー・フェスティバル soner festival @BARCELONA (SPAIN)


ソナー・フェスの情報をもらい、その日程にあわせてバルセロナINした私達。ソナー・フェス、それは言うなれば日本のフジ・ロック・フェスティヴァルのようなジャンル何でもありの3日昼夜行われる音楽のお祭り。それを日本で言うところの渋谷的場所、バルセロナのど真ん中でやっているってイメージです。
街は異様な人種の集いっぷりをみせていて、きっと普段のバルセロナとは一味違う盛り上がりを見せていたのでしょう。


フェスの歓迎はバルセロナについて早々私達を襲いました。バルセロナに幾つかある私達の定宿ユースホステルは全て満員、安い宿ではことごとく門前「FULL!」宣言…。何とか見つけるまでに2時間近くも費やしました…。


そんなホテルが見つかった喜びも束の間、すぐにチケットを入手しに。しかしここでも更に、到着した金曜日のチケットは購入できるも、土曜日のチケットは既に売り切れ…。旅の疲労も溜まっていた我々は金曜日だけとりあえず満喫する事にしました。



とはいえ、実は我々が楽しみにしていたのは金曜日。何とあの坂本龍一教授の古巣、YMOの再結成(名義はスケッチショウ(高橋さん&細野さんのユニット) WITH 坂本龍一になっていましたが。)ライブが行われるという事で、結構話題になっていました。さすが重鎮3人組、ハイテンションな客層の中で超シュールな曲の連発を見せていたにもかかわらず、気付いたらラリっちゃってるようなお洒落オヤジワールドに引きずり込まれていました。技あり!



  ソナーは昼の部、夜の部で会場が違い、無論夜の部が大きな盛り上がりを見せますが、昼の部はより通好みなミュージシャンが招かれており、会場周りは昼から大爆音につられた音楽好きが吸い寄せられていました。


↓ムービー↓


我々が訪れたのは金曜日の夜。夜のソナーの会場は3つのフロアから構成されていて、巨大なメインフロアと、それに負けずに良いラインアップを揃えた2フロア。大フロアはハードめの4つ打ちクラブミュージック、1つのフロアではHIP HOP中心で、もうひとつのフロアはアバンギャルドなジャンル中心。


この日の大フロアはRICHIE HAWTINがメインアクトで大盛り上げ。



YMO後のHIP HOPフロアはROOTS MANUVAやGURUがスペインのHIP HOPキッズを魅了。

GURU


ROOTS MANUVA。この写真じゃ分からん…。

アバンギャルドフロアはSO SOLID CROWが大好評(私は彼らの評価をすごく上げました。)、その後をMATTHEW HARVERTがクールに決めてました。

SO SOLID CROW。この写真じゃ分からんPT.2…。

熱いラインアップのライブを昼夜繰り広げたバルセロナ。日曜日、続々と帰ってゆく疲れ果てた若者が消えた後、スペインの太陽に囲まれた伸び伸びとしたスペインの渋谷、バルセロナに戻っていました。
 
 

 

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