Country Report -EUROPE- 2004 July
South-Down Route
『Republic of SLOVENIA』

★ 南下編★ スロベニア



日本人にはあまり馴染みのない?国、スロヴェニア。しかしこの国、我々大だ〜いリスペクトです!
これだけ旅をしていると、その国・街の良さを醒めた目で冷静に判断してしまう事もあるのですが、スロヴェニアは2人とも我を忘れて「最高!」を連呼してしまうほど。
旧ユーゴスラビアから一番最初に独立した国。自然も街(町?)も美しく、そして人も最高に素敵。幸せを謳歌しているようにも感じさせられました。
因みにここでも特筆します、スロヴェニア人は美男美女揃いです!




○ 首都、リュブリャーナ LJUBLJANA
竜はリュブリャーナの象徴


我々が過去に旅した中で、いい街だったと思い出深く残っている、フランスの北のルーアンという街(音楽好きにはTAHITI80の出身地といえば判りやすい?)があるのですが、そこに似たのどかでピースな空気。

首都にもかかわらず人々は驚くほどに穏やかで人懐っこく、ゆっくり。そして何処かファンキー。芸術の都だけあって街や人々のセンスも良く、美しく優しい街並が最高に居心地が良い。
到着。えっ?ここですか?というくらいのどかな雰囲気のスロヴェニアの首都の駅。


その居心地良い街並。観光観光してなくて、あくまで地元の人が居心地よくやってる。気取ってないところがまた良い。


街の中心プレシェーレン広場。観光ポイントはここから何処も徒歩圏内。コンパクトなところがまた良い。


スロヴェニアの人はセンスが良い。クオリティの高いお洒落なカフェが街のいたるところに。生演奏も街のいたるところで行われていて、ちょっとキューバな気分?


街のシンボル、リュブリャーナ城。行き帰りの道も素敵だし、上からの眺めも旧市街が一望出来て最高。そしてお城もコンディションが良くてカッコいい。城の中庭には建築的にも興味深いカフェ有。


スロヴェニアの料理は非常に美味しい。伝統料理の雄鹿のステーキと巨大ソーセージ、そしてスロヴェニアビールのUNION。

ちょうど訪れていた時に始まった音楽&アートフェスティバル、TRNFEST。かっこよくて気取らないスロヴェニアっ子たちがまた最高。この日はミクスチャーロックバンドのライブと写真展、そしてチルアウトルームではDJプレイが行われていました。野外イベントで入場フリー!

TRNFESTのイベント会場にて。特筆事項その1、こんなきれいな女の人が国中に溢れてます!因みに美男子も多いです。特筆事項その2、ご覧下さいこの平均身長の高さ!180cm〜190cm当たり前の世界です。




○ ツュコツィヤン鍾乳洞 SKOCJANSKE JAME @DIVICE
スロヴェニアは鍾乳洞王国で、6000以上の鍾乳洞があるそうです。その中でもスロヴェニアを代表する世界遺産UNESCO WORLD HERITAGEに登録されている鍾乳洞がここ。いままで旅して見て来た世界遺産の中でも、ここは2人共NO.1と声に出すほど素晴しいです!その自然の迫力は半端なモンではありません!
そしてここの素晴しいところは、世界遺産にありがちな観光化されすぎてワイワイガヤガヤした環境になっていないところ。心ゆくまで堪能できます。


リュブリャーナから電車で約1時間40分。何とも静かな村に到着。


駅にあった何とも頼りない道案内をもとに歩いてみたものの、あってんのかなぁ?


ちっちゃな道案内はあるけど、ここって住宅街じゃ…?


道案内を信じて…信じて…(徒歩30分経過)


…あっているんだろうか…(徒歩40分経過)


おぉ!突然開けた絶景!これは近いか?(徒歩1時間近く経過)


突然洒落たログハウス出現!やったぁ!


ここからはガイドさんが先導して洞窟ツアーに出発。ツアー時間1時間半強。ガイドさんは数ヶ国語を操ります。すごい。因みにスロヴェニアには数ヶ国語を操れる人が少なくないそうです。


鍾乳洞内は写真撮影禁止。でもこの迫力は写真じゃ伝えきれないから逆に潔く諦めがつく。一応出口直前で撮った写真がこれ。


帰りはまた同じだけの道を帰る…辛いからヒッチハイクを試してみる…


…というわけで、駅から森林公園の中を片道1時間歩きます。全然人も歩いていないのでかなり不安になりますが、看板を信じて歩いていきます。ただその道には蝶が沢山飛んでいて、ハイキング気分で何とも気持ちが良い。
公共の交通機関もなさそうなので、体力に自信がない人はそれなりの覚悟をしていった方が良いです。車で来ている人が多く、自家用車またはレンタカーだと思われます。でもそんな不便な条件だから遺産の環境がいいのかもしれないなぁ。

以上お読みいただくと、我々が大変気に入った国である事を感じてもらえたかと思います。現状物価も他のヨーロッパと比べて高くないだけに旅のしやすい国です。

2004年5月にスロヴェニアはユーロに加入したので、今後通貨がユーロへと変わることになりますが、こののどかでピースでカッコいい所は変わらないでいてほしいなぁと思ってます。



今後なくなってしまうスロヴェニア・トラール。何だか名残惜しい。


スロヴェニアにはドメスティックミュージックも結構ある。スロヴェニアン・ヒップホップやスロヴェニアン・ヘヴィーロック、スロヴェニアン・ポップスなどがあってインタラスティング!


 

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