音楽の春、っていうか夏?
トルコというかヨーロッパというか、既にこの5月の時期は気候も暖かくなり各地でイベントが盛りだくさんなのです。当然音楽も。トルコといえばターキッシュ・ポップという、イスラム圏っぽいオリエンタルな音がポップスになっている音楽などが今主流ですが、私は余り好みではないので(旅中に聞くのは気分として有なんですが)、今回はイスタンブールで参加したイベントについてレポートします!
★ EURO VISION
ユーロヴィジョンとはアメリカ主流の音楽シーンを危惧してヨーロッパ(参加国の範囲はヨーロッパを越えていると思いますが)からの音楽を育もうという趣旨から行われている、各国1代表アーティストが出演して競い合うヨーロッパ音楽ワールドカップ。日本ではあまり知られていませんが、参加各国中が大騒ぎするほどのイベント。
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フラッグとか広告とかバルーンとか街中ユーロビジョン! |
昨年の優勝がトルコ(のアーティスト)だったせいか、今年はイスタンブールで行われ、たまたまそのタイミングで滞在していた大ラッキーな私達。そこで我々、会場の周りをうろちょろうろちょろ。「HOW
CAN WE GET THIS TICKET?」をスタッフなどに連発して聞いていたら、何とその中の方が高額らしいこのプレミアチケットをくれました!(本当に買おうと思っていたのに!)
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この人がくれました!本当にいい人が多いトルコ、有難うTHANK YOU VERY
VERY MACH! |
内容は紅白歌合戦ばりに1アーティスト1曲をどんどん歌っていくというもので、“ヨーロッパ”というような特徴深い音楽はまれでしたが、(妻曰く、「東欧系の女性アーティストの超セクシーな際どい衣装が印象的!」)各国の応援団が国旗をふりふり盛大な応援合戦をする様はオリンピック観戦しているよう?で、迫力がありました。
ここで面白かったのはトルコの観客。全アーティストが歌い終わると、各国との中継が繋がりながらの審査時間を待たずに90%以上が退場!なぜ!会場は審査結果を待たずしてガラガラに…。
結局優勝したのは2年連続でトルコ。その晩22時からのテレビ中継はイスタンブールの街頭ビジョンで流され、多くの人だかりを作っていました。きっとその中には会場で見ていたのに審査結果を知らずに帰った人々も見ていたことでしょう。
★ 巨大クラブでゲストDJ SASHA
トルコの人はテンションが高い。サッカー観戦でひしひし感じていました。「トルコでクラブ行ってみてぇ~」と思ってしまうのも無理はない。早速雑誌「TIME
OUT Istanbul」を購入してチェック。いいDJ結構来てるねぇ、と感心してしまいました。私の滞在中にAshrey Beedle、Layo&Bushwacka、そしてSasha。
私は旅先に出たときに行くクラブは一番でっかくて人が集まるイベントに行くことにしています。それが一番手早く街のテンションがわかる気がするからなのですが、この中ではピカイチで大きいイベントだったのはやはりSasha。新市街タクスィム広場からタクシーで20分くらい飛ばしたところにある「Park
Ormen」というクラブへひとっ飛ばししました。
このクラブは、お洒落なプールがある大きな公園の中に巨大テントを建てた、2000人は入るであろう会場。スノップな雰囲気ですが、そういうのも私は嫌いじゃない。集まっている人もなかなかお洒落。そもそも素材がいいから大してお洒落じゃなくてもカッコよく見える…。
中に入るや、何じゃこの超満員ぐわぁ~!…と切れそうなくらいの密度!トルコの人って日本人に負けないくらい素直なんで、SashaのDJに合わせて、DJにとっては嬉しいほどに盛り上がる。あとみんな酒飲む量が少ない気が…結構しらふで大騒ぎしてる人も多し?これってイスラム圏全体にいえる驚きのひとつ。
音楽はまぁSashaなんでSashaのまんまなんですが、反応がいいのでバリエーションに富んだ展開を見せていたような気も。SashaっていいDJだなぁなんて今更ながら思ってしまいました。
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